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博多華丸・大吉 ~出会いからコンビ結成まで【2】~ [コンビ結成]

さて、福岡大学の落語研究会で出会った華丸さんと大吉さん。


当初、大吉さんは芸人になることなどみじんも考えていませんでしたが、
華丸さんは「ビートたけしのような芸人になる!」という熱い夢を持っていました。


華丸さんの中学の先輩にはタモリさんがいます。
タモリさんの同級生を知っていたので、そのツテでタモリさんを紹介してもらい、そこからたけし軍団に……と、どう考えても無理な人生設計をしていたようです。


そんな時二人は、落研の活動を地元のタウン誌で紹介されることになります。
それを見た芸能プロダクションから連絡があり、コンビでデビューしないか、と持ちかけられました。


世間ではちょうど「ウッチャン・ナンチャン」が人気を博しており、その芸能事務所の人から「ヨッチャン・オカチャン」と命名され、しかも東京でデビューしよう、と言われます。


まだ大学生だったので、いきなり上京する気もなく、それにいくらなんでも、そのコンビ名はないだろう……と、うろんに思っていた二人は、もう何度か事務所にお邪魔して、ケーキもごちそうになっていたので、断るに断れない状況でした。

(ちなみにこの時は「あやしい事務所だと思っていたそうですが、後年、けっこう有名な芸能事務所だったことを知った、と大吉さんが言っています)



ちょうとその時、吉本興業が福岡に事務所を設立することを知り、二人は



「一度、吉本に挑戦させてください」



……というのを理由にして、あやしい事務所を断ろうとします。




そして、吉本の新人発掘オーディション番組「激辛! お笑いめんたい子」に「岡崎君と吉岡君」の名で出場しましたが、結果は四位。
ちなみにその時の優勝がカンニング竹山さんと、現在、福岡で活躍しているケン坊田中さんのコンビでした。


事務所に入ることをあきらめていた二人でしたが、福岡吉本旗揚げ公演のために声がかかります。
ところが、二人そろって事務所に行くと、事務所の所長から



「岡崎だけでよかったのに」



……と心無い言葉をかけられます。



もともと芸人になる気はなく、華丸さんに引っ張られた形でオーディションを受けた大吉さんでしたが、芸能事務所に顔を出したりするうちに、「芸人」という職業を身近に考えはじめていました。


人数が足りないため、なんとか吉本に入ることになった二人ですが、もともと器用な華丸さんはメキメキと上達していくのに対し、大吉さんはミスも多く、事務所の人から「芸人に向いていない」と思われていたようです。



【つづく】

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